ある友人の話ですが、20年ほど個人で株式会社を運営していたため、手元に簿外の現金が2,000万円ほどあります。これをタンス預金しておくのはもったいないので何かに活用したいとの事。
なおこの方に逮捕や脱税歴はなく、企業にも属しながら確定申告で毎年2,500万円ほどの収入を申告しています。
このお金を安易に動かして、私個人や私の持つ法人が税務当局の注意を引くことを避けたいみたいで以下の悩みがあるとの事です。
1.本人名義の銀行口座に移すことは税務的にどれくらい危険か
2.税務リスクなく国内外の株や仮想通貨に投資することは可能か
3.なんの経験も後ろ盾もない一般人が掲示板などで個人金融をすることは愚策か
4.皆さまならどう活用するか
5.このままタンス預金が得策なのか
その友人が税理士さんに相談したところ、収入が2,500万円あれば、2,000万円のキャッシュがあっても不自然ではないので、普通に預金しても問題ないと思います。実際に1,000~2,000万円の入出金で税務署から何か言われたことはありません。
気をつけるとすれば、不動産の購入はやめておいたほうが無難と思います。金融商品などであれば、税務署が直接資金の動きを捕捉する方法はないはずです。
ちなみに、警察の捜査対象の場合は口座の動きを調べられますが、以前取り調べをされた(無実)ときに刑事に聞いたところ、供述したことが税務署の税務調査に使われることはないとのことです。
もし疑われても2,000万円くらいであれば「タンス預金をしていました」でとおると思います。
更に、もし私ならすべて相対でBTC(ビットコイン)にします。コールドウォレットに入れれば誰が持っているかは誰にも分かりません。手軽に送金できるのも良いです。また、BTCが使える案件であれば別で投資する際も楽です。
BTCで海外銀行口座に入金できるサービスが出てきては消え出てきては消えしていますが、今あるところでBTC送金してUSD(アメリカドル)で預金することも可能です。
また、デビットカードで国内から出金することもできます。
構図としては、ユーザー→収納代行(○○ペイみたいな名前が多い)→海外口座という流れが多いですが、収納代行が飛ぶこともあるようです。海外口座も飛ぶ可能性もあるため、事前に良く調べたほうがいいでしょう。海外口座に入れずにデビットカードにチャージするサービスを提供している会社もありますが、カードごと消えるかもしれません。出金上限が1日10万円など決められているものも多いです。
今までなら海外不動産もアリでしたが、コロナウイルスで先行き不透明なため今はBTCかなと個人的には思います。
ちなみに、海外不動産投資の場合は日本国内にある会社が現地にも法人を持っていて日本人スタッフが対応してくれるということがありました。当然CRS非加盟です。
さらにその会社の場合、BTC入金はもちろん、日本国内の会社に現金を持っていけばハンドキャリーで現地に持って行ってくれ土地購入をサポートしてくれるということもありました。
今までは利益が出た方の話を良く聞きましたが、今後はどうなるのかは分からないので参考までとの事。
ここからは聞いた話で不透明ですが……。
現在はCRS非加盟国も続々と加盟していっています。そんななか知人がCRS加盟国に堂々と? 日本口座と紐付かないようにしながら本人名義でお金を入れていますがまったくバレていないそうです。
本人曰く「CRSに加盟しているからといってすべての口座情報を逐一日本に共有しているわけではなく、この人の口座はあるか? と問い合わせがあったあとに開示するんだから余裕だ」と言っていました。
どのように情報共有されているかは公開されていないので何とも言えませんが、ひとつの考え方(想像かも?)としてお伝えいたしました。
なお、3.は間違いなく愚策でしょう。
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