毎年4月には固定資産税、5月には自動車税、6月には住民税や国民健康保険税などを支払う時期。税金の支払いは家計にとって大きなもののため、そのまま支払うなんてもったいない! 様々な方法を駆使してポイント還元受ければ、税金ですらお得に支払うことができるのです。
そこで今回、税金をお得に支払う8つの方法ご紹介します。
■その1:クレジットカードで支払う
一番簡単なのがクレジットカードで支払う方法です。自治体によってはクレジットカードで支払えない場合もありますが、対応しているならクレジットカード払いが手軽。ただ稀に手数料がクレジットカードの還元率より高くなってしまう場合があるので注意が必要です。
たとえば東京都の場合、40,000円の税金なら手数料は365円。1%還元のクレジットカードは還元が400ポイントあるためクレジットカード払いがお得となります。
■その2:LINE Payで支払う
2020年4月に「Visa LINE Payクレジットカード(以下、Visa LINEカード)」という3%還元(2021年4月30日まで)のクレジットカードが登場し、Visa LINEカードをLINE Payに紐づけすればチャージすることなくLINE Payでの支払いが可能となりました。
LINE PayにVisa LINEカードを紐づけするとLINE Pay払いに利用することができますが、LINE Payを使ったVisa LINEカードの利用はショッピング利用ではないのでポイント対象外。しかしLINE Payの利用はLINEポイントクラブの会員ランクによって1~3%の還元があり、プラチナランクになればLINE Payでの支払いも3%還元されます。
プラチナランクの条件は「半年で5,000LINEポイント獲得」と「Visa LINEカード発行」ですが、3%還元のVisa LINEカードを月に170,000円利用して5,100ポイント獲得するか、過去6か月の獲得ポイントが5,000ポイント以上の方はVisa LINEカードを発行してLINE Payに紐づけすれば翌月にはプラチナランクになることができます。なお、ポイントサイトで貯めたポイントを5,000ポイント移行するだけでも翌月からプラチナランクに昇格可能です。
■その3:Yahoo!公金支払いで支払う
Yahoo!公金支払いに対応している自治体の税金なら間接的にクレジットカード払いとTポイントを使って支払うことが可能です。ただし、自治体によって手数料が異なります。たとえば自動車税の場合は1件330円または300円と手数料を統一している自治体もありますが、支払う金額によって手数料が変わるシステムとなる自治体もありますので事前チェックが必要です。
■その4:ミニストップでWAON払い
ミニストップでは2019年11月17日よりWAONでの税金の支払いが終了しましたが、2020年5月4日より自動車税・軽自動車税のWAON払いが再開されました。これによりJALマイラーは間接的に自動車税・軽自動車税をクレジットカード払いしてマイルを貯められます。JALカードでWAONにチャージ、JALカードショッピングマイル・プレミアムに加入していれば100円につき1マイル貯まり、5の付く日はミニストップでのWAONポイントは2倍貯まります。そしてJMB WAONカードならマイルが2倍貯まります。
つまり、5の付く日にJMB WAONカードで自動車税・軽自動車税を支払えば、200円につき4マイル貯まり、JALマイル還元率は2%。WAONでの自動車税・軽自動車税の支払いに手数料はかからないので、現金で支払うよりも2%お得に税金の支払いができるということです。
■その5:デイリーPlusでnanacoギフトを買って支払う
デイリーPlusは、Yahoo! とベネフィット・ワンが提供する月額550円の有料サービスです。その中にnanacoギフトを割引価格で購入できる特典があり、現在4種類のnanacoギフトが販売されています。お得なのは「1,000円分→980円」の2%オフ。これは2020年9月30日までの期間限定販売で1か月あたり100枚(100,000円分)まで購入可能です。
支払い方法は銀行振込のみでクレジットカードは不可ですが、2%オフで購入できるため実質税金を2%お得に支払いできます。
■その6:福利厚生サービスでnanacoギフトを買って支払う
会社などの福利厚生に「福利厚生倶楽部」や「えらべる倶楽部」がある方のみ利用可能な方法ですが、これらのサービスではnancoギフトがクレジットカードで購入できます。福利厚生倶楽部はほぼすべてのクレジットカードブランドの利用が可能、えらべる倶楽部はVISAカード・Mastercard・JCBカードのみ対応、どちらも1,000円分を990円で購入できます(1%オフ)。
福利厚生倶楽部では年間400枚(400,000円分)、えらべる倶楽部では月に300枚(300,000円分)まで購入可能なので、1%還元のクレジットカードで購入すれば、合計2%(1%オフ+1%還元)お得になります。
また、福利厚生倶楽部には独自のポイント制度があり200円購入につき1ギフトが付与(0.5%還元)されるので、実質2.5%還元になります。また、1ギフト=1円相当で次回の購入時に割引として使うこともできます。
■その7:Visa LINEカードでnanacoギフトを買って払う
福利厚生倶楽部・えらべる倶楽部とVisa LINEカードを組み合わせると最大4.5%お得に税金を支払うことができます。方法は、福利厚生倶楽部またはえらべる倶楽部でnanacoギフトをVisa LINE Payカードで購入するだけです。Visa LINEカードはショッピング利用で3%還元、nanacoギフトは購入時すでに1%オフになっていますので、合計4%還元。福利厚生倶楽部なら200円につき1ギフト付与されますので、全部で4.5%還元になります。
たとえば福利厚生倶楽部で34,500円の自動車税を支払う場合、35,000円分のnanacoギフトを購入します。nanacoギフト35,000円分は34,155円(1%オフ)、これをVisa LINEカードで支払えば、1,023LINEポイント獲得と175ギフトを獲得、かつ500円分のnanacoギフトが残ります。
■その8:Visa LINEカードでVプリカ購入→nanacoギフトを買って支払う
福利厚生倶楽部限定ですが、2020年5月28日までVプリカが販売されています。nanacoギフトと違いVプリカは額面と同じですが、別途3%分の福利厚生倶楽部で使えるギフトが付与され、さらに200円購入ごとに1ギフトも貯まります。付与されたギフトは福利厚生倶楽部での支払いに充当でき、ギフトでVプリカやnanacoギフトの支払いも可能です。
たとえば10,000円分のVプリカを購入し、購入したVプリカで10,000円分のnanacoギフトを購入した場合。10,000円のVプリカ購入で350ギフト獲得(3.5%還元)、Visa LINEカードで300LINEポイント獲得(3%還元)します。そして、Vプリカで10,000円のnanacoギフトが9,900円にて購入(1%オフ)でき、350ギフト+300LINEポイント+10,000円のnanaco+Vプリカに残金100円が残ります。
還元される場所がバラバラなのが難点ですが、合計7.5%還元ともっともお得に税金を支払えます。
福利厚生倶楽部でしか3%還元でVプリカが買えないこと、Vプリカが購入できるのが5月28日までのため限定されてしまいますが、福利厚生倶楽部が利用できる場合はかなりの高還元だと思います。
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